本格的な手打ちそばから、スーパーなどで購入できる乾麺や生麺のそば、お湯を注ぐだけで手軽に食べる事ができるカップ麺のそばなど、日本人はそばが大好きですよね。
そんな身近なそばですが、知らない事も沢山。
これから少しずつ、お客様に「そば」について知っていただけるようご紹介していきたいと思います。
その第一弾としてまずは「そば粉」の種類について紹介します。
目次
そば粉の種類は大きく分けると4種類!
そばの味わいや種類は、そば粉の製粉方法やそばの実のどの部分を使うかによって変わります。そばの実は外側から中心部に向かって、殻、甘皮(種皮)、胚乳、胚芽という構造になっており、殻を取り除いて石臼などで挽いていくと、外側からではなく内側の中心部から順にそば粉になっていきます。
以下でそれぞれ確認してみましょう。
一番粉
最初に粉となって出てくるのは、やわらかくて粉になりやすい一番中心部分の「一番粉」です。より純度の高い一番粉は更科粉(御膳粉)と言われています。そばらしい風味は少ないですが、白く上品な色味が特徴です。
二番粉
続いて胚乳の残りや胚芽部分を含む部分を挽いたものが、二番粉。そばらしい色味や香りが残っているのが二番粉の特徴です。
三番粉
そして最後に挽き出されるのが、三番粉。挽く際に、甘皮の部分も挽き出されるので、色やそばらしい香りが強いのが特徴になります。
挽きぐるみ
こうした分け方をしないものは「挽きぐるみ」と呼ばれます。そばの風味や香りがよりしっかりと感じられ、そばにした際には黒っぽい色味になるのが特徴です。
このようにそばの実は挽き出される部分によって分類されています。